羽田空港第1ターミナル2階にあるカレーうどん専門店「cuud(クウド)」を訪れました。黒とグレーを基調にしたシックな外観は、空港内とは思えないほど落ち着いた雰囲気で、ひとりでも気軽に入れるカウンター中心のつくり。

今回選んだのは、看板メニューを一度に味わえる「ハーフ&ハーフ」。定番のカレーうどんとトマトカレーうどんがセットになり、小ごはん・出汁・ピクルス・温泉卵が添えられた、見た目にも満足感のある内容でした。

二種のカレーうどんを食べ比べ

まずは定番のカレーうどん。スパイスの香りが立ちのぼり、ひと口で出汁の旨みと辛さのバランスが広がります。とろみのあるスープがうどんに絡み、喉ごしの良さとピリッとした刺激がクセになる味わいでした。

一方のトマトカレーうどんは、鮮やかな赤色のスープが印象的。口に含むと酸味と甘みが広がり、スパイスの辛さをやわらげながらもコクをしっかり感じさせます。どこか洋風スープパスタのような軽やかさがあり、定番との対比で新鮮な驚きがありました。

cuud流の楽しみ方

卓上には「カレーうどんを楽しむ方法」が掲示されており、順番に味を変えていけるのがこの店のユニークなところ。

  1. まずはそのまま味わう
  2. ごはんを加えてリゾット風に
  3. 出汁を注いでまろやかに
  4. ピクルスで口をリセット

実際に試してみると、一杯の中でいくつもの表情が生まれ、最後まで飽きることなく楽しめました。特に温泉卵をスープに落とすとまろやかさが一気に増し、辛さが和らぎながら奥行きのある味わいに変化しました。

まとめ:本格なのに軽やか

食べ終えて感じたのは「本格派なのに重たくない」ということ。スパイスは効いているのに後味は軽やかで、空港というシーンでも安心して楽しめる一杯でした。短時間で食べられるのに満足感が高く、出国前の締めや到着後のご褒美にもぴったり。羽田空港で“ちょっと特別な食事”をしたいときにおすすめの一軒です。