所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」の中にある北海道イタリアンレストラン ミアボッカ。レンガ調の壁と温かみのある照明が印象的な外観で、気軽に入りやすい雰囲気ながら、料理は本格的。北海道産の食材をふんだんに使用し、ピッツァやパスタ、前菜まで幅広く楽しめるお店です。今回は、その中から3品を実際にいただいてきましたのでご紹介します。

鶏むね肉の“白雪”シーザーサラダ

まず最初に注文したのが「鶏むね肉の“白雪”シーザーサラダ」。レギュラーサイズは1,078円(税込)、一回り小さいピッコロサイズは858円(税込)で用意されています。

サラダが見えなくなるほど、たっぷりと振りかけられたチーズが特徴的で、まさに“白雪”というネーミングにぴったり。チーズの芳醇な香りとコクが、シャキシャキとしたレタスやジューシーな鶏むね肉と相性抜群です。口に入れると、チーズの濃厚さが先に広がり、その後にシーザードレッシングのクリーミーな酸味が追いかけてきます。

さらに、トッピングされたスライスアーモンドの香ばしさがアクセントになっており、全体のバランスを引き締めていました。サラダというよりは、ワインやビールのお供としても楽しめる一皿で、前菜の段階から「ここはただのイタリアンレストランではない」と感じさせてくれる存在感があります。

「下川六〇酵素卵」の濃厚カルボナーラ

続いてはミアボッカの人気パスタメニュー「濃厚カルボナーラ」(1,628円(税込))。名前にもある「下川六〇酵素卵」は、北海道下川町で生産されるブランド卵で、酵素を取り入れた飼料を用いて育てられた鶏から生まれるもの。黄身の色が濃く、味わい深さが特徴です。

パスタはクリームソースをベースにしており、ひと口食べると卵の濃厚なコクとクリームのなめらかさが広がります。濃厚でありながら重たさはなく、最後まで飽きずに食べ進められる絶妙なバランス。ベーコンの旨味と黒胡椒のピリッとした風味がアクセントになり、全体を引き締めています。

特に印象的だったのは、卵のまろやかさがダイレクトに感じられる点。一般的なカルボナーラと比べても一段上の奥深さを感じさせてくれる仕上がりで、「卵でここまで変わるのか」と驚かされる一品でした。

生ハムとルッコラのピッツァ

最後にいただいたのは「生ハムとルッコラのピッツァ」(1,628円(税込))。生地は本格的なナポリ風で、外は香ばしく焼き上げられ、中はもっちりとした食感。焼き立てならではの香りが食欲をそそります。

トマトソースの酸味とチーズのコクをベースに、イタリア産の生ハムとフレッシュなルッコラをトッピング。生ハムの塩気とルッコラのほろ苦さが見事に調和し、シンプルながらも奥行きのある味わいを楽しめます。噛みしめるたびに生地の香ばしさと具材の風味が重なり合い、「これぞ王道のピッツァ」と言える満足感がありました。

まとめ

今回いただいた3品はいずれも素材の良さを存分に引き出しており、北海道食材の強みとイタリアンの魅力が融合した内容でした。前菜のサラダはチーズの迫力で印象に残り、カルボナーラは卵の質の高さをダイレクトに感じさせてくれる濃厚さ。そしてピッツァは生地・ソース・具材のバランスが絶妙で、最後まで楽しめる仕上がりでした。

所沢で本格的なイタリアンを楽しみたいとき、またショッピングの合間にゆっくり食事をしたいときにもぴったりのお店です。家族や友人との食事はもちろん、一人でちょっと贅沢なランチやディナーをしたいときにもおすすめできるレストランだと感じました。