所沢の人気ベーカリー「PAIN PATI(パンパティ)」で、あまり見かけないパンを発見しました。その名も「パンスイス」。クロワッサンのような層になったデニッシュ生地に、カスタードとチョコがたっぷり詰まったスイーツ系のパンです。今回は、PAIN PATI エミテラス所沢店で購入した「パンスイス」を実食レビューします。
PAIN PATIとは

PAIN PATI(パンパティ)は、東京都・神奈川県・埼玉に展開する人気ベーカリーチェーン。名物の「ステーキカレーパン」や「牛肉ゴロゴロカレーパン」などがメディアでも紹介され、連日多くのパン好きが訪れています。
今回訪れた「エミテラス所沢店」は、2023年にオープンした商業施設「エミテラス所沢」内にある店舗。買い物ついでに立ち寄れる便利な立地と、焼きたてパンの香りで、ついつい吸い寄せられるように店内へ。
パンスイスとは

「パンスイス」は、フランスやスイスで親しまれているスイーツパン。クロワッサンのような生地に、カスタードクリームとチョコを巻き込んで焼き上げたもので、「パン・スイス」や「ショコラ・スイス」とも呼ばれます。
価格は税込357円。少しリッチな印象ですが、その分ボリュームもしっかりあり、満足感のある一品です。
見た目と構造

見た目はクロワッサン生地を長方形に巻いたようなフォルムで、焼き色はこんがり。層がくっきりと浮き出ていて、美しく焼き込まれているのがわかります。表面は艶があり、香ばしさが漂ってきます。
端からはチョコが少し見えていて、「中にどれくらい入っているのだろう?」と期待感が高まるビジュアル。実際に割ってみると、中からはなめらかなカスタードクリームと、たっぷりのチョコが登場。想像以上にチョコの量が多く、断面の半分くらいがほぼチョコに見えるほどでした。
実食レビュー

まずは外側のクロワッサン生地。表面はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感。バターの香りが豊かで、ひと口目から丁寧な仕事ぶりを感じられます。
中のカスタードクリームはとろっとなめらかで、卵のコクとミルクのやさしい甘さが印象的。甘さは控えめで、生地の風味を引き立ててくれます。
そして驚いたのがチョコレートの存在感。一般的な「チョコチップ入り」のパンを想像していましたが、こちらは「チョコそのものを巻き込んだ」ような印象で、粒というよりはしっかり溶け込んだ状態。断面の半分以上がチョコになっている部分もあり、カスタードとともにとろけるような濃厚さが口に広がります。
甘さがしつこくなく、でも確実に満足感がある。スイーツとしても成立する味わいで、朝食はもちろん、おやつや午後のティータイムにもぴったりな一品です。
まとめ
PAIN PATIの「パンスイス」は、サクサクのデニッシュ生地に、とろけるカスタードとチョコが贅沢に詰まったスイーツパン。特にチョコの量が想像以上で、まるで“板チョコを包んだような”リッチな味わいが楽しめました。
税込357円と少しお高めですが、価格以上の満足感があり、パン好き・チョコ好きどちらにも刺さる仕上がり。ビジュアルの美しさも魅力で、手土産にしても喜ばれそうです。
見かけたらぜひ一度食べてみてください。PAIN PATIの中でも、もっと注目されてもいい隠れた逸品だと感じました。